Sega.com、米国においてSegaNet契約者にDreamcastを無料配布
this is an original Japanese article from 2000/4/5
4月4日発表(現地時間)
セガ・エンタープライゼスの米国現地法人Sega of Americaは現地時間の4月4日、9月にスタートするインターネットサービスに向け新会社「Sega.com」を設立すると共に、新サービス「SegaNet」加入者にはDreamcastを無料で配布するキャンペーンを夏からスタートさせると発表した。
Sega of Americaが行なった流通向けの会合で発表されたもので、Sega.comは米国において9月7日から、カナダでも今年中にインターネットサービス「SegaNet」をスタートさせる。米国にある数十のサーバーを、6月に光ファイバーで接続。5月に開催されるゲーム関連の展示会“E3”で公開したあと、8月に立ち上げ、9月7日に正式にスタートさせる。標準回線からの接続でもネットワークゲームなどが楽しめるシステムの構築を行なう一方で、ブロードバンドに対応したDreamcast用接続ケーブルの発売も予定している。
同ネットに加入すると、すでにDreamcastを保有しているユーザーには200ドルの小切手と無料のキーボードを配布(Dramcastの購入時期は問われない)。購入していないユーザーにも同様にキーボードと200ドルの小切手が配布され、Dreamcastを購入することができる。Dreamcastを持っていないPCユーザーには無料でDreamcastとキーボードが配布される。また個人用E-mailアドレス“名前@sega.net”を提供。接続料金は月額21.95ドル。
米国では'99年9月に発売して以来、順調に販売しており、現在約200万台を販売しているという。リリースによれば、この秋から冬にかけてネットワーク対応ゲームが10本から12本ほど控えており、その中には米国で大ヒットを記録したスポーツゲームの続編「NFL 2K1」、「NBA 2K1」、PCでは確個とした地位を築いている3Dアクションシューティング「Quake III Arena」、日本でも同時発売が予定されているネットワークRPG「Phantasy Star Online」などが含まれている。
セガは全世界規模でのネットワークの構築を計画しており、米国ではSeaga.com、日本ではISAO、欧州ではDreamarenaとして現在構築している。このほかにもアジア地区では、8月にロサンゼルス-香港間を光ファイバーで接続しSega.com ASIAとしてスタートさせる予定。
Sega.comの社長兼CEOのBrad Huang氏はリリースにおいて、「今回の無料配布キャンペーンにより、Dreamcastの普及率は飛躍的に伸びるだろう。ユーザーは還元された200ドルにより、新しいゲームなどを購入することができる」と語っている。
□Sega of Americaのホームページ(英文)
http://www.sega.com/homepage/
□ニュースリリース(英文)
http://www.sega.com/corporate/press_releases/00apr/press_segacom.shtml
□ニュースリリース(和訳)
http://www.sega.co.jp/sega/corp/news/nr000405_1.html
□GTE INTERNETWORKINGのホームページ(英文)
http://www.bbn.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.bbn.com/announcements/news/press_release_20000404-01.xml
(2000年4月5日)
[Reported by Watchers/funatsu@impress.co.jp]